何か始めよう。
と思った時はモチベーションが高くて行動出来るのに、
次の日、何日か後には結局めんどくさくなってしまう。
そして、習慣として定着しない。
これはなぜか?というと基本的に人間は変化を嫌う生き物だからなんです。
《現状維持バイアスが新しい変化を拒む》
明日から明るい自分になろうとか、
愛されるキャラになろうとか
異性にもっと積極的に話せるようになろうとか
思いつくものなら何でも良いですが、
いきなり変えよう。
とすると抵抗がありますよね。
これは
現状維持バイアス
といって人間が進化するはるか昔、まだ生物として生きていた時代に
すみかを持っていて、そこで暮らしていれば食べ物も困らないし、
外敵に襲われる心配も少ないわけです。
ですが、変化を求めて旅に出ることは飢え死にする可能性もありますし、
外敵の縄張りがあるかもしれません。
つまり、リスクでしかないわけです。
これが知能が発達したいまでも継承されている。
というのがノーベル生理学賞を受賞したポール。マクリーンの研究で分かっています。
《習慣化に重要なトリガーの設定》
ダイエットでも、筋トレでも、勉強の習慣でも継続しない人がやりがちなある特徴が
あります。
それは、
「いつやるか?」
を設定していない事です。
イメージしてみてください。
○○したら○○をする。
という習慣を。
嫌なことが有ったら、憂さ晴らしに沢山食べてしまう。
仕事で疲れた日はビールを呑む。
ムカついたら、タバコを吸う。
暇な時間が出来たらYoutubeやNetflixを見る。
ルーティン化していますよね?
心理学の用語で、特定の刺激により起こる反応パターンを
トリガー
と呼びます。
これはどちらかというとマイナス面を変える
(習慣や反応パターンをやめる)時に使いますが、
習慣化にも応用できます。
《習慣化の方法「ルール化」》
これはトリガーを応用し、独自に編み出した方法ですが、
日常の必ずする事をトリガーにしてルール化する法です。
1日のうちで必ずやることがありますよね。
朝、ベットから起きる
朝、ごはんを食べる
朝、歯を磨く
ここに習慣に紐づけてルールを作ります。
具体的な数値目標は大前提としますが、
「2か月後の結婚式までに5kg痩せる。」
を目標にし、毎日走ることを決めたとしたら、
朝ごはんを食べる前に必ず走る。
のように今ある習慣に紐づけしてルールを作ると、より確実に習慣化しやすくなります。
今回はちょっと軽めの悩み。の解決方法をご紹介しましたが、
「心の傷」以外にも行動を変えたいときにもカウンセリングは応用できます。
カウンセリングというと精神が病んだ人が使うもの。というイメージが
日本では強いですが、海外ではうつ病の人だけではなく、
恋愛、夫婦、職場の人間関係のトラブルまで問題解決の選択肢のひとつとして
多くの人が活用しています。
ぜひ、悩みが長期化したり、深刻化する前に相談してみてくださいね。
ご相談はトップページから気軽に受け付けてます。
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