アスペルガーと自閉症の人は【脳梁】を鍛えるべき〜人の感情を読むトレーニング〜

近年、アスペルガーや発達障害が世間に知れ渡り、
それに伴い、自身や子供が受診して発達障害と診断され、相手の感情が読めずに会社や学校に馴染めず苦労している社会人や学生、親御さんも多いと思います。
ADHDには基本的に認知療法やSST(ソーシャル・スキル・トレーニング)
で社会性のトレーニング、
こういう時は〇〇だから〇〇しなさい。
のように対応マニュアルを作り上げていきますが、
決められたパターン以外の事には苦労します。

今回はそんな方の為に、「脳梁」を鍛えてコミュニケーション能力向上させる方法をお伝えしたいと思います。


脳梁とは?

右脳と左脳を繋ぐ束。
感情という島と、思考という島を繋ぐ橋の役割を
担っています。
この橋が不安定な丸太で繋がれていたら、
渡るのに苦労しますよね。
だからしっかりした橋を作り上げていく必要が有ります。


脳梁を鍛えるメリット

感情の言語化がスムーズになり、コミュニケーション能力が向上。
アスペルガーや自閉症の人は脳梁の機能が弱い事が分かっており、感情を感じても上手く言語化出来なかったり、物事を考えている時は相手の感情を読めなかったりします。
脳梁を鍛える事によって、相手の感情を感じながら話せるようになるので、
ADHD特有の「相手の感情が読めない」が改善されると考えられます。


楽器演奏と日記で脳梁を鍛える

脳梁を鍛える方法は左脳と右脳を同時に使う作業をすること。

1.楽器の演奏

かの、アインシュタインも音楽をこよなく愛し、ヴァイオリンを幼少期から生涯に渡って、物理学の研究もしながら弾き続けていました。

楽器演奏は脳にとって非常に高度な運動で、
ピアノやギター、ドラムなど譜面を見ながら
手や足の動かす必要があるため脳梁を鍛えるには
うってつけです。

2.日記を書く

順天堂大学の小林弘幸氏も勧める方法です。
日記を書くメリットは3つ有ります。

・脳梁の強化
・記憶の強化
・自律神経が整う

脳梁の強化
今日あった事をイメージして日記を書きますよね。
イメージで右脳を使い、言語化する際に左脳を使う。
これにより脳梁が鍛えられます。

エピソード記憶の強化
さらに、アスペルガーの人が苦手なエピソード記憶も強化出来ます。
アスペルガーは過去の体験が思い出しづらいからこそ、自分の事を話すのが苦手なんです。
そこも改善できます。

自律神経が整う
自律神経の上げ下げの判断材料は過去と未来のことです。
楽しかったことや、辛かったことなど今日の振り返りをしながら、明日はどうしようか。と考える事で
自律神経が調整されます。
これによりストレス過剰な状態も防げます。


終わりに
1から楽器を始めるのは少し労力がかかるかもしれませんが、セロトニン分泌という副次効果で社会不安も改善される効果が有ります。

楽器演奏と日記を付ける。
この2つで人生が好転するかもしれませんね。






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